捜査会議が終了した後、私と警部さんは真っ直ぐに技術捜査部へ向かった。
カズヒロさんに、あの子の応急処置の結果を聞くためだ。
「サチさんの発見した少女ですが…」
説明するカズヒロさんの顔が暗く沈んでいく。
「彼女をサイボーグに改造した人物は、やはり…刑務所から拉致された、“あの女”かと思われます…」
一月前、カズヒロさんがあの女のことを「姉さん」と呟いたのを、私は聞いてしまった。
それが本当なら、少女をあんな姿にした挙句にゴミのように捨てたのは、カズヒロさんの姉ということになる。
もちろん、私から人の身体を奪ったのも。
「カズヒロ技術官、結論を先にお願い。 あの子は生きてるの? 助かるの?」
腕を組んだ警部さんが先を促した。
「あ、すみません……とりあえず命に別状はありません。 ですが、身体に何らかの異常があることは確かです」
「だから、捨てられたっていう事でしょうか。 使い物にならないからって…まるで道具のように」
あの子は助かるんだと安堵した途端、私は怒りがこみ上がってくるのを感じた。